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2023/03/20 15:53
こんにちは。「コノカ中の人」です。
二十四節気で言うと3月21日は「春分の日」
「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」です。
そんな記念日には、自然を肌に感じられる
「草木染め」をご紹介します。
植物や野菜の皮などを使って布などを染める
「草木染め」。
自然ならではのやさしい色合いや風合いを楽しみながら、自然に思いを馳せる時間もいいものです。
今回は、長野県朝日村で活動される
織物作家✳︎“永井 泉さん”にご監修頂き、
身近で手頃な野菜「玉ねぎの皮」を使った草木染めをご紹介していきます。
用意するもの
・玉ねぎの皮 (染める布の分量によって変わりますが、10〜30玉分あると◎)
・鍋 2つ(染液用 媒染液用)
・ボウル (布の下準備(地入れ)用)
・菜箸
・温度計(あれば)
・染める布(麻、綿、ウール、絹など自然素材のもの。化学繊維は染まりません。)
・布全体が浸る量の水(今回は各8ℓ)
染めの準備 3つの工程
染めるための準備には3つの工程があります。
1染液づくり
2媒染液づくり
3地入れ
1染液づくり
①剥いた玉ねぎの皮を鍋に移し、玉ねぎの皮全体を浸水させます。
鍋を強火にかけて沸騰させ、沸騰したら、火を弱め20分煮出します。
②20分後、皮と分けながら煮汁を取り出します。
③取り出した玉ねぎの皮を再び鍋に戻し、①、②同様の作業で2回目の煮汁も取り出します。(1回目と2回目の煮汁は混ぜ合わせます。)
2媒染液づくり
①ミョウバン(ナス漬けの色止めとして知られます。)を火にかけて溶かします。
水の濁りがとれて透明になったらOKです。
分量:水1ℓあたりミョウバン1gの量
水の量に合わせて(染める布全体を水に浸せる量)ミョウバンを溶かしておきます。
今回は水8ℓを使用したのでミョウバン8g溶かし入れました。
ミョウバンには、色を定着させたり、発色を良くする効果があります。
スーパーの漬物コーナーやネット販売で購入できます。
3地入れ
①染める布をお風呂ぐらい(40~45度)のお湯に浸けて布を馴染ませます。
布を濡らし、染液と同じぐらいの温度にしておくことで、色ムラを無くし染まりやすくします。
準備が整ったら染め作業へ!
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